2009年08月16日
読書感想文?!

私が今の会社に決まったとき、 「木の家に住むことを勉強する本」 という本を買いました。
住宅を創るといっても 構造・材料・考え方・・・さまざまです。
この会社は 私が今まで関わってきた住宅とは ちがうところが多いのではと思ったので
まずはこの本で、頭の中に 木 を植えてみました。
この本は 森のこと 木のこと から書いてあります。
もちろん 木の家、造る棟梁の話、実例、もっと広い目でみたいろいろな角度からの話しもたくさんあります。
間取りとかデザインとかより ほんとうに 「木の家」を造る前の心構え・勉強 といった感じです。
先日、「木のお風呂はカビや汚れや腐れが心配」という声がありました。
U先輩の「うちは7年になりますが、ぜんぜんきれいですよ」
の言葉に半信半疑な・・・反応。
聞いただけではすぐには納得できない、そりゃそうです。
これについてもこの本で「木が腐るわけ」として
U先輩が話していたことと同じようなことが書かれていました。(さすが!

木は 酸素と適度な水分、適当な温度、養分 がそろうと腐朽菌が生育して腐れます。
だから、水分を管理して4つの条件をそろえなければ大丈夫。
ぬれたらすぐに拭き取る、お風呂上りは窓を開けたりして換気をするといったことです。
いつの日か廃棄する場合、腐らなくて困る材料は多々ありますが、
自然にもどるのが本来の姿。
ちょっとした気使いでその日までは腐らせないで上手に使うのが 人の役目なのかもしれません。